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ストレス解消には「コルチゾール」レベルのリセット②

銀座リキュアの長谷川です

久々の合気道の稽古で、前に覚えた技忘れておりまた復習です(^^;)

次の級が結構複雑な技なので、それも並行して、受け身も覚えて、なんか色々ありすぎてまた時間かかりそうです。まあぼちぼちいこうかと思います。何事も両立して成果に繋げるのは大変だなとしみじみ思う今日このごろです。

さて前回はそもそもストレスとはなんであるか、それによってコルチゾールがどんな働きをするのか、ということを詳しく解説させて頂きました。

今回はストレスがたまりコルチゾール過多の状態だと何が起きるのかを解説していこうかと思います。

ストレス時に起きる3つの反応

ストレッサーが取り除かれぬまま放置される、あるいは対処行動がとられないまま生活をつづけていると、高コルチゾールレベルの状態は解消されぬまま、心や身体になんらかの症状がでてきます。行動面に問題が生じてくるケースもあるでしょう。

このようなストレスによる症状や行動の変化を「ストレス反応」といいます。

ストレス時に分泌されるコルチゾールは、思っている以上に、さまざまな症状や反応を身体におよぼします。

ストレス反応としてあらわれる症状には個人差がありますが、ほとんどの場合、

①身体にあらわれる反応

②心理面にあらわれる反応

③行動面であらわれる反応

3種類に分けられます。

それぞれ具体的な症状としては

●身体的反応

疲労、頭痛、腰痛、肩こり、動悸、腹痛、食欲低下、胃腸障害、下痢、のぼせ、めまい、しびれ、睡眠障害、抹消発汗など、全身にわたる症状があらわれます。

●心理的反応

不安、イライラ、恐怖、緊張、怒り、罪悪感、孤独感、疎外感、無気力などの感情があらわれます。また集中力の低下や思考力の低下、短期的な記憶喪失、判断力低下などの障害があらわれることもあります。

●行動的反応

心理面の反応は、行動面の変化としてもあらわれます。会社の遅刻やミスの増加、けんか/暴力などの攻撃的行動、ひきこもり、孤立、拒食や過食、ギャンブルやアルコール依存など、ストレスからの回避行動などがあらわれます。

思い当たる症状、ありましたでしょうか?!

全てがすべてコルチゾール過多が起因ということではありませんが、可能性があるということですね。

ただ私たちは、ある程度のストレスをつねにかかえて生活しています。

ストレスといっても、かならずしも悪いものばかりではありません。

もともとストレス応答は身体を守るために必要な反応ですし、人生のスパイスといえる側面もあります。

やる気を出すにも、仕事の生産性をあげるにも、適度なストレスは必要です。

適度なストレスであれば身体は対応できます。しかし、ストレス応答は、ホメオスタシスを乱す生体にとって危険なメカニズムです。ストレッサーが多い、あるいはストレス状態が長くつづくようなことがあれば、身体はコルチゾールの破壊的な影響に対応しきれなくなります。

また自覚できないストレスが重なり合って心身に負荷がかかり、体調をくずしている、あるいは、心に問題がではじめているのに、それがストレスの仕業だとは夢にも思わず、対処療法(たとえば、頭痛があれば頭痛薬を飲む、胃の調子がわるければ胃腸薬を飲むなど)に頼り続けて、どんどん健康レベルを低下させてしまっている人は、想像以上に多くいます。

同じストレッサーをうけても、ストレスに耐性がある人、身体がストレスに対してうまく対応し、なんの症状も出ない人も、たしかにいるでしょう。

我々の臨床でいうと背骨がどこかしらズレてクセがついている場合、ズレている椎体からの神経伝達に相応する筋肉や内臓がストレスを受けると症状が出やすいところです。要するにその方の弱いところです。

そしてコルチゾールレベルの高い状態が長期間つづけば、いつかはブレークポイントがきます。

自覚していようがいまいが、ありとあらゆるストレッサーが四六時中あなたの身体に負荷をかけています。

現代生活の特徴として猛獣に襲われたときのような急激な反応によるストレッサーではなく日々遭遇している断続的なストレッサー(仕事、子供、通勤地獄、月々の支払いほか)がつづき「これで終わり!」というのがないことです。

体内でサバイバルモードが四六時中続いていることがコルチゾール過多につながっているのです。

身体を守るはずのコルチゾールが牙をむく

コルチゾールは、正常に分泌されている限り、悪者ではありません。むしろ、代謝や免疫反応など身体全体の幅広い生命プロセスを制御する、身体が正常に機能するためになくてはなららない重要なホルモンです。

ストレス時に多く分泌されて高コルチゾール状態になることは、大きくプラスに働いてくれます。短期的なサバイバル反応として身体を守ってくれるからです。

しかし、余分なコルチゾール分泌が長時間、長期間続くと、話は変わってきます。

コルチゾールの分泌によるサバイバルモードは、環境に適応するために生体自体が危険をおかすメカニズムです。ホメオスタシスを逸脱した状況が頻繁におこり、それが長引く、あるいは、生体自体の適応に限界がある場合、身体への負荷は大きくなり、生命活動に対しての障害が生じます。

短期的にはプラス作用するのに、長期にわたるとマイナスに転じるコルチゾールの作用を述べますと

・交感神経が優位で、常に緊張しっぱなしになる

交感神経優位な状態が長期におよべば、さらに、アドレナリンの枯渇による適切なストレス対応ができなくなります。だるい、眠れない、疲れがとれない、自律神経系の様々な不定愁訴を招きます

・血糖値の上昇、インスリン抵抗性をまねく

脂肪の蓄積、倦怠感、ノドの渇き、皮膚のトラブルをはじめ、心疾患、認知機能障害、腎臓病、膵機能障害、網膜症、神経疾患、糖尿病、悪性腫瘍など

・タンパク質の異化(分解)を促進

コルチゾールの作用で、糖づくりのために体内のタンパク質は分解され、合成が抑制されます。結果、新陳代謝が低下し、コラーゲンの生成も阻害されるのです。

ケガの治りにくさ、肌があれる、爪がわれる、筋肉量減少など、組織の修復に支障が生じます。

・血液ドロドロ・免疫力低下・慢性炎症

血液凝固作用は、「戦う時に」は大量出血を防ぐためには有益ですが、その作用が続けば血液はドロドロになります。

血流は悪くなり、栄養素も酸素も各細胞にスムーズにいきわたらなくなり、頭痛、耳鳴り、動脈硬化、心筋梗塞、/脳梗塞リスクの上昇

また免疫力が抑制による風邪やインフルエンザ、感染症にかかりやすくなり、アレルギーや自己免疫疾患のリスクも高まることに

慢性炎症もひきおこしやすくなります。

・消化吸収の低下・腸内環境の悪化

微量栄養素吸収障害、腸の透過性(リーキーガット)の増加、腹痛や腹部不快感、局所的および全身的な炎症などにより、外部からの食べ物を適切に消化することができなくなります。せっかくの栄養素も体内での有効活用ができなくなるわけです。

・ほかのホルモンバランスを乱す

ホルモンはほかのホルモンとのバランスでなりたっています。

一つのホルモンが過剰に分泌されつづけたり、分泌が少なすぎたりすると、ホルモン系全体のバランスが乱されることになります。

例:高コルチゾール→甲状腺ホルモン低下、成長ホルモンの低下

・副腎疲労に・・

慢性ストレスによるコルチゾール、アドレナリンが長期にわたり過剰分泌されつづけると副腎の疲弊につながります、結果コルチゾールそのものを分泌する能力ががた落ちになってしまうのです。

コルチゾールが分泌されなければ日々のストレスに対応出来なくなりますのでそれによる弊害がおきてきます。

寝起きの悪さ、倦怠感、気力の低下、うつ病など、身体のエンジンがかからなくなってきます。

このように高コルチゾール状態の長期継続は身体の全ての組織に対して影響を及ぼし、なおかつ時間の経過とともに深刻になってくるのです。

いかがだったでしょうか、ありとあらゆる症状を心身共に招くのが高コルチゾール状態なのですが、もちろん他のことが原因だったりもしますし症状が多岐に渡りますので見分けがつきにくいというのもあるかと思います。

ですので次回は皆さんのストレスレベルをチェックして、ご自分は今どんな状態なのかを知って頂きたいと思います。お楽しみに、では

参考文献:コルチゾールリセット法 著:ナターシャスタルヒン

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