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身近に潜む不調の原因③ 〜銀歯〜

こんにちは
リキュア横浜中山院の池田です。

好評を頂いています『身近に潜む謎の不調の原因』シリーズ、
今回は『銀歯』について書いていきたいと思います。

皆さんの口の中に『銀歯』はありますでしょうか?

多くの方が子どもの頃に虫歯を治療して、当たり前のように口の中に存在している銀歯ですが、さまざまな不調の原因になっている事があります。

アトピーなどの皮膚疾患がある方頭痛や肩こりめまいがする方その原因は銀歯かもしれません。

少し長いですが、是非最後まで読んでみてください。

銀歯とは

銀歯は日本の保険診療で使用されている歯科用金属で、主に素材として金銀パラジウム合金(名前の通り金、銀、パラジウムが混ざった物)が用いられています。
他にはアマルガムなども以前は多く使用されていました。

耐久性や費用対効果の高さから、一昔前まで日本の歯科治療では、『虫歯→削る→銀歯を被せる』が主流で、虫歯の治療や歯の修復に多く使われてきました。

しかし、近年ではその使用についてさまざまな議論が行われています。

ここでは、まず銀歯の歴史、利点や欠点などを考察してみたいと思います。

歴史と背景

銀歯の使用は19世紀後半に始まりました。
銀合金は強度が高く、口腔内の過酷な条件にも耐えうる素材として評価されました。
また、加工が容易であり、比較的安価であったため、多くの国で普及しました。
特に、広範囲の虫歯治療や大きな詰め物が必要な場合において、その有用性が認識されています。

銀歯の利点

銀歯にはいくつかの重要な利点があります。

まず、その強度と耐久性です。
咀嚼力が強い奥歯に使用しても、長期間にわたって機能を果たします。

次に、費用対効果の高さです。
他の材料に比べて安価であり、保険適用の治療であるため、多くの人々が手軽に治療を受けることができます。

また、銀合金は加工しやすく、歯科医師が迅速に治療を行うことができるため、治療時間も短縮されます。

銀歯で金属アレルギー

一方で、銀歯にはいくつかの欠点も存在します。

『金属アレルギー』とは金属製の装飾品などに接触する皮膚に発症するアレルギーのことをいいます。

銀歯の素材は金属ですので、金属アレルギーのある方にとってはアレルギー反応のリスクがあります。
また、アレルギーがない方でも口の中に24時間、365日ずっとあるため金属アレルギーを発症してしまう可能性もあります。

歯科の金属アレルギーは口の中に装着されている金属が直接口の中に接触している部位で出るのではなく、多くは口の中から離れた遠くの皮膚などに出ることがあります。

原因としては、口の中の金属がイオンとして溶出し、口の粘膜や消化管より体内で吸収され、口腔領域だけではなく、アトピー性皮膚炎蕁麻疹などの皮膚疾患が出て、激しいかゆみを伴うこともあります。

その他、金属アレルギーは脱毛頭痛・肩こり・ほてり・めまいなどの不定愁訴の一因になるともいわれています。

口の中に装着されている金属は日本では合金が多く、どの金属が原因か特定するには皮膚科にて行うパッチテストを施行する必要があります。

特にパラジウムは、金属アレルギーを引き起こしやすく、金属アレルギー検査では、約半数の人に陽性反応が出たという結果もあります。

ドイツなどの医療先進国では、歯科業界に対して金銀パラジウム合金を使用しないように勧告しています。
スウェーデンでは、妊婦と小児には金銀パラジウム合金の使用を完全に禁止しています。

原因が口の中で使用されている金属であれば、除去することで症状が軽減されることがありますので、皮膚疾患など不調がある方は一度検査をしてみると良いでしょう。

銀歯で電磁波過敏症

金属歯科材が口腔内にあることで、電磁波を引き寄せるアンテナのような役割をしてしまうため、電磁波による障害を受けやすくなるだけでなく、アレルギー症状を起こす可能性があります。

電磁波については私の過去のブログを参照してください。
↓クリックでリンク先に飛びます↓

身近に潜む不調の原因② 〜電磁波①〜
身近に潜む不調の原因② 〜電磁波②〜
身近に潜む不調の原因② 〜電磁波③〜

口腔は脳にも近い場所ですので、電磁波過敏症の方は特に注意が必要です。

さらに危険なアマルガム

銀歯の中でも特に問題視されているのが『アマルガム』です。
アマルガムは銀・スズ・銅・亜鉛などを含む合金で、高濃度『水銀』が含まれています。

約200年前の1826年、フランスで初めて歯科診療にアマルガムが使用されました。

削った穴に詰めた後、硬化時に膨張するため、1回で治療が済みました。
安価で手軽なので、世界中に広まったのです。

ですがこのアマルガムは腐食しやすく、口の中の唾液や、熱や酸に反応して水銀が溶け出しやすいのです。

水銀は有害物質のなかでも毒性が強く、神経毒性を持ち、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
口内炎・歯肉炎・蕁麻疹・アトピー性皮膚炎・頭痛・めまい・イライラ・不眠症・感覚異常・免疫性疾患などを発症する恐れがあります。

それに加え、水銀がインスリン生産を阻害するので、糖尿病にかかりやすくなるとの報告もあります。

日本では1970年代に多く使用されていたため、40歳以上の方の中には、銀歯にアマルガムを使用しているケースが多く見られます。

近年はその危険性が認識され、2016年から保険適用も外されたので使用が減少していますが、依然として一部の地域や治療で使用されています。

アマルガムを規制する動きは世界的に広がっており、現在デンマークイギリスでは、すべての患者に対して、使用が禁止されています。

健康被害があることが認められ、訴訟に発展しているケースも少なくありません。

アマルガムを除去するには

アマルガムの除去は、水銀にさらされる危険性の高い治療です。

一般の歯科でアマルガムの詰め物を無防備に掘削すると、おびただしい量の水銀が飛び散り、その微粒子が肺へと吸収され、肝臓、内分泌、腎臓、中枢神経に蓄積される可能性があります。

出来るだけアマルガムの除去の専門性のある歯科を選んだ方が良いです。

まとめ

銀歯は長い間、その耐久性や費用対効果の高さから、広く使用されてきましたが、近年ではその欠点や健康リスクについての懸念が高まっています。

特にアマルガムに含まれる水銀の問題は重大であり、多くの国で使用が規制されています。

今後は、審美性や安全性を考慮した新しい材料が主流となると予想されますが、日本では費用や耐久性の観点から、これからも銀歯は治療方法の一つとして残り続けるでしょう。

銀歯があり、皮膚疾患のある方や電磁波過敏症の疑いがある方は、費用は掛かりますが、歯科医師さんと相談して、金属ではないセラミックなどの歯科材を検討されてみるのも良いかと思います。

不調などでお困りの際は、是非リキュア横浜中山院までご相談ください

リキュア横浜中山院背骨整体師池田

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