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謎の不調の原因 〜化学物質過敏症〜

こんにちは
リキュア横浜中山院の池田です。

今回はどこに行っても分からない様々な不調の原因となる『化学物質過敏症』について書きたいと思います。

私の周りや当院でも悩んでいる方が増えてきました。

この謎の不調の原因は、身の回りで使用している日用品や電化製品などが原因で、気付かないうちに私たちの身体を蝕んでいることがあります。

身体への汚染が進むと化学物質過敏症となり、病院の検査でも異常が見つからず、原因が分からずじまいとなります。
そして『自律神経失調症』などの病名を付けられることがあります。

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症(Multiple Chemical Sensitivity、MCS)は現代社会で注目を集める健康問題の1つです。

衣食住の生活環境の中で、ごく微量の化学物質が空気中を漂い、その化学物質を吸入することにより症状が出る病気です。

短期間に大量に吸入したり、少量でも日常的に長期間吸い続けると発症する可能性があります。
現代では後者のケースが多いです。

もちろん誰もが発症するのではなく、アルコールの代謝に個人差があるように、化学物質を代謝する能力には個人差があります。

化学物質過敏症の患者の3/4は女性で、30〜50歳代に多くみられます。

どのような症状が出るのか

症状は多彩で、反応する化学物質や人により異なります。
主な症状は以下になります。

・においに敏感、吐き気
頭痛、のどの痛み

・耳鳴り
倦怠感
・筋肉痛、関節痛
・微熱、風邪のような症状
・動悸、呼吸困難
・目がチカチカする、まぶしい
・目の焦点が合わない
・鼻炎、鼻血
記憶力・思考力・集中力低下
不眠
・皮膚のかゆみ
・下痢、便秘
月経異常、不正出血
イライラ、怒りっぽい
不安・うつ・パニック障害

当てはまるものがあったでしょうか?

多くの場合、これは化学物質過敏症とは見過ごされがちな症状であり、診断や理解がされにくい側面があります。

実際に「ごく微量の化学物質で病気が起こるはずがない」と考えている医師も多く、患者の思い込みで精神疾患であると決めつけられ、単に「うつ病」と診断されることも少なくありません。

そして、抗うつ剤などの向精神薬が処方されてさらに悪化することが多くあります。

化学物質過敏症はいったん発症してしまうと、同じ化学物質を微量でも吸入すると症状が出てしまうようになります。

さらに別の種類の化学物質でも症状が出るようになったり、反応する化学物質がどんどん増えていく場合もあります。

外出が困難になるなど日常生活に大きな支障をきたしてしまうケースも少なくないです。

化学物質過敏症の原因となるもの

化学物質過敏症の原因は完全には解明されていませんが、免疫系の異常や神経系の過敏な反応が関与していると考えられています。

化学物質への長期曝露やストレス、感染症などが引き金になる可能性があります。

化学物質過敏症の発症・悪化要因となるものを以下の表にまとめました。

赤字高頻度で要因となりますが、表内の全てが要因となる化学物質を発生するわけではありません。

日常生活での注意点

化学物質過敏症の人は、上記の表にあるように香り付き製品、塗料、殺虫剤、タバコの煙など、様々な化学物質に反応してしまいます。
症状を軽減するには、できるだけ化学物質を避けることが重要です。
部屋の換気、低化学建材の使用、無香料・無添加の生活用品の選択などが推奨されます。

香料付き洗濯洗剤やシャンプー、整髪剤、化粧品など身の回りの日用品にも化学物質が含まれています。
ですので、満員電車や人混みの多い場所は化学物質も多く蔓延しているので注意が必要です。
また病院にも化学物質が多く、症状が出て受診が出来ないこともあります。

理解と配慮を

化学物質過敏症は、目に見えない障害です。
症状が現れる原因も個人差が大きいため、家族や行政や職場や学校では理解してもらえることが少なく、苦しんでいる人が多くいます。

公共の場など人が集まるところでは,香料(香水、芳香剤、香りの強い柔軟剤・洗濯用洗剤等)や消臭剤(抗菌防臭剤消臭剤入り柔軟剤、洗濯用洗剤、消臭スプレー、制汗剤)等の使用を控えることが、患者さんにとっては助けになります。
周囲の人々の理解と配慮が、過敏症の方々の生活の質の向上につながります。

最後に

化学物質過敏症は他人事のような病気ではなく、化学物質が充満している世の中ですから誰もが発症する可能性があります。
このまま化学物質製品などを大量に使用していると、花粉症のように国民病となる日が来るかもしれません。
明日は我が身です。

そして「花粉症対策のブログでも書きましたが、有害物質に反応する軽度の化学物質過敏症がある方の方が正常な身体の反応と言えるかもしれません。

まずは身近な化学物質を含む製品の見直しをして、謎の不調の原因があった場合には『化学物質過敏症』ではないかと疑う(気付く)ことが重要です。

次回は、多くの方がよく使用している身近な化学物質について詳しく書きたいと思います。

不調などでお困りの際は、是非リキュア横浜中山院までご相談ください

リキュア横浜中山院背骨整体師池田

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