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未知の身体シリーズact2:「腸と血液」①

リキュア銀座スタッフの長谷川です。

合気道の稽古で、3月の昇級審査に向けて夜の練習に励む長谷川です。

昇級すると技の種類も段々増えていきますが、年を取ると手順が中々覚えれず苦労しております(^_^;)無理しないよう頑張っていこうと思います~

「問題です」

今回から未知の身体シリーズの第2回目に突入していきますが、いきなりですが問題です。

Q,人間の血はどこで作られるでしょうか?

身体の事に詳しい方はご存じかと思いますが

答えは骨、骨髄で作られると言われております。

ウイキペディアにも

「造血幹細胞は、骨の髄質(骨髄)に存在し、さまざまな種類のすべての成熟した血液細胞や組織を生み出す独自の能力を持っている。」

要するに様々な血液細胞(赤血球や白血球等)に変化する大元の細胞が骨髄から作られますよということが書かれております。

学校でも習いますし、一般的にはそれが常識となっておりますがここでまた問題です。

Q,ミミズの赤い血はどこで作られますか?

私は実家が島根の田舎なので子供のころよくミミズが這い出て、つぶされたりちぎれたりしてミミズの血も赤いというのを知っておりますが、ミミズって骨ないですよね?

じゃあどこで造血しているの?という話になるのですが

ミミズは背骨をもたない環形動物という生き物で、ミミズの体はほとんどがです。

そうです、で造血されているのです。

腸から血が作られる?

地球上の生物で背骨を持たない生物はたくさんいます。それらのほとんどが血液を持っています。

そこで実は人間の血も実際は腸で作られているという説があるということをご紹介、考察していきたいと思います。

日本の医学医師、故森下敬一先生は、血液生理学の立場から、現代医学の疑問点に対し実験的な検証を重ね、「自然医学理論」を確立しました。

その中で腸絨毛の役割を述べておられます。

腸絨毛というのは小腸の内腔に生えているケバのような小さな突起です

腸絨毛整体銀座

今の生理学では、腸粘膜がそのような形態になっているのは、栄養を吸収する面積を増大させるためで、平らになっているよりは、小さなケバをたくさん内側に出している方が、食物に接触する面積がそれだけ大きくなるから、食物の栄養分を吸収するのにより好都合だ、というわけです。

しかし森下博士に言わせるとそれは全くの的外れで腸粘膜の働きというものは、そんな機械的で単純なものでは決してない。

この腸絨毛組織こそは腸造血において、きわめて重要な役割を果たしているということです。

これは二つの重大な事柄を示しており

一つは、一般には、血は骨で造られるといわれているけれども、そうではなくて

「血は腸でつくられるている」ということ。

もう一つは、消化というのは、単に食物中の栄養分が腸の壁から吸収されることではなくて、

「消化とは物質を生命体に発展させる作業である」ということ

と述べておられます。

千島学説

また生物学者で医学博士でもある千島喜久男先生もご自身の理論の8大原理の中で

・赤血球分化説(赤血球は凡ての体細胞の母体である)

・組織の可逆的分化説(飢餓・断食時には体細胞から赤血球へ逆戻りする) 

・腸造血説(骨髄造血説は誤り。造血器官は小腸の絨毛である)

といった事を唱えられております。

森下敬一先生、千島喜久男先生共、腸造血に関してかなり共通した認識を持たれておられます。

この腸造血説は現代医学の「定説」を基盤から覆す超革新的理論なので、現代医学界が拒否反応を示しました。

人間の身体の仕組みに対する認識、前提が根本からひっくり返ってしまいますから当然ですよね。

政府も昭和40年代に衆議院 科学技術振興対策特別委員会で森下博士を招いて議論を行いましたが、そのまま一般的な議論として表に出ないままになっております。

しかし両博士共、想像や考えを述べているのではなく、「命の本質」に基づいて研究、実験を重ねた結果を述べておられます。

中国伝統医学では、臍下三寸の場所を「丹田」といいますが、これは”赤い田んぼという意味だそうです。古代の人もそのような概念があったのでしょうか?

米コロンビア大学の研究

また結構前のヤフーニュースでも出ておりましたが、最近の研究でも腸造血が確認されています。

~以下引用です。~

「血球は腸でも生成される」ことがわかった──腸移植の耐性を高める可能性
<米コロンビア大学の研究チームは、移植された腸にドナーの造血幹細胞が存在することを突き止めた>

赤血球や白血球、血小板といった血球は、従来、骨の中心部の骨髄にある造血幹細胞からつくり出されていると考えられてきた。しかし、このほど、米コロンビア大学の研究チームは、腸移植を受けた患者の血液にドナーの血球が含まれていることに気づき、移植された腸にドナーの造血幹細胞が存在することを突き止めた。

患者の体内で循環する血液の中にドナーの血球が多く含まれるほど腸移植後の拒絶反応を緩和できることから、移植を受けた患者の術後経過の大幅な改善につながる成果として注目されている。

米コロンビア大学のメーガン・サイクス教授らの研究チームは、腸移植を受けた患者21名を5年にわたって追跡調査し、2018年11月29日、その研究論文を幹細胞領域の専門学術雑誌「セル・ステムセル」で発表した。

これによると、ドナーから移植された腸には造血幹細胞をはじめとする複数種の前駆細胞が存在し、ドナーの造血幹・前駆細胞(HSPC)は患者のリンパ球表現型に寄与していた。また、長期間にわたって患者の体内を循環するドナーのT細胞は、患者に対して耐性を持っていたという。リンパ球は免疫をつかさどる白血球の一部であり、T細胞はリンパ球の一種だ。

つまり、これらの現象は、移植された腸の中にあるドナーの造血幹細胞から白血球が生じ、患者の組織に耐性を持つよう”教育”された一方で、移植後に患者の体内で生成された白血球もドナーの組織に耐性を持つようになったことを示している。

~引用ここまで~

結構大変な発見かと思いますが、ほとんど話題になりませんでした。
長谷川もヤフーニュースで上ったのを見て、おっと思いましたがすぐ消えました(^_^;)

従いまして未知の身体シリーズact2:「腸と血液」では「腸造血論」とはいかなるものか、概要と仕組みをご紹介、考察していこうかと思います。

次回は腸造血説で実際に腸の中で何が起こっているのか:森下博士は何を発見されたのか?を事例と共にご紹介致します。お楽しみに、長谷川でした!

参考文献:自然医学の基礎ー永遠なる「健康の原理」ー・著:森下敬一

参考HP:千島学説|新生命医学会・https://www.chishima.net/

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リキュア銀座院背骨調整士整体師長谷川

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